yuuの恋愛工学実践日記

恋愛工学生のyuuがナンパや恋愛について綴っていきます。

【銀座コリドーナンパ】ナンパ未経験者の友人とのコンビナンパ

   

某日夜、僕は非ナンパ師の友人、Kさんと銀座コリドー街にいた。

Kさんは仕事で知り合った仲で、結構僕とウマが合って公私ともに仲良くさせてもらっていた。彼は僕がナンパしていることも知っている。Kさんはワイルド系のイケメンだが、全然出会いが無いと日頃から嘆いていた。ここは、大した実力は無いが、一応0から1の出会いを生み出すことのできるナンパスキルを持った僕の出番だと思い、今回コンビナンパに誘ったのだ。

「そう言えば、Kさんの職場って銀座ですよね?」

「そうですよ」

「銀座でナンパしてる人って結構多いんですよ。Kさん、出会いないって言ってますよね。僕、銀座に出向きますので一緒にナンパしましょう。出会いを作ります!」

こんな流れで、出撃場所は銀座コリドー街に決まった。

Kさんはナンパ未経験者だ。恋愛工学なんて勿論知らない。ナンパする際は僕が特攻隊長として突っ込むしかない。僕が率先してナンパして彼に女子をあてがう、そして僕も可能な限りその場を楽しむ。最悪、僕は別に何も成果を得られなくてもいい、彼が喜んでくれればそれで満足だ。そんなスタンスで臨むことにした。

有楽町でKさんと合流した。まずは腹ごしらえと、コリドー街のねぎしで牛たん定食を食べながら色々とビジネスについて語っていた。ビジネスの話は好きだけど、今日の目的はビジネスじゃない。女子だ。僕はゆっくりと、そして静かにナンパモードへと自身のテンションを変えていった。

「じゃあ、そろそろ行きますか(^^)」

「マジで行くんですか?」

「マジで行きますよ。声掛けは僕が何とかしますので、フォローお願いします(^^)」

「分かりました」

こうして、僕とKさんはコリドー街に降り立った。この日は金曜日でコリドー街には沢山のサラリーマン達でごった返していた。イケメンのインテリ風リーマン、コリドー街の近くにある某広告代理店に勤めてるっぽいチャラそうなリーマン、メタボっている中年リーマンなど、右を見ても左を見てもスーツ姿の男達が視界に入ってくる。

そして路上の至るところで彼らは女子に声をかけていた。女子ペアがコリドー街に入ってくるや否や、すぐさま男ペアが声を掛けに行く。その男ペアが撃沈した時は速攻でまた別の男ペアが声を掛けに行く。更には、男ペアが女子ペアと会話しているにも関わらず、横から別の男ペアが会話に入り、颯爽とその女子ペアを連れ出ししていく光景も見られた。

週末のコリドー街はまさしくレッドオーシャンと呼ぶに相応しい戦場になっていた。この戦場では、鎧ではなくスーツに身をまとった男たちが、女子という資源をめぐり熾烈を極めた戦いを行っていたのだ。

コリドー街は一人で歩いている女子は殆どおらず、基本は二人組や三人組といったペアが多い。少し前に僕はコリドー街にソロでストリートナンパに来ていて、一人ではちょっとこの戦場は厳しいかな、という事を感じていた。でも今日は二人だ。相手にとって不足はない。僕はコリドー街を歩いている二人組の女子達に声掛けを始めた。

「こんばんは!(^^)」

「お疲れ様!(^^)」

「よ!ミスコリドー!(^^)」

僕のオープナーは毎回適当だ。と言うか、僕はナンパスキルが低いため、そもそも持ち物いじりや状況いじりなどの動的かつ高度なオープナーを繰り出すことができない。毎回、ノリとテンションのみで殴りこみだ。他の街ではガンシカの嵐だけど、コリドー街はこんな適当なオープナーでも一応会話はオープンする。

とにかく声を掛けて、反応があった女子ペアと平行トークをしながら話を盛り上げていく。でも、ふと気付いたら横にいたKさんがいなくなっていた。

「何かもう一人の友達、いなくなってない?」

「てか、お友達は携帯弄っててこっちに興味無さそうだよ」

後ろを振り返ると、彼は5メートル後ろでスマホを弄っていた。おぉぉぉい!

Kさんは会話に入ってこようとしない。いや、入ってこれないんだ。例えコンビナンパだったとしても、ナンパ未経験者からしたら見知らぬ女子と会話するという行為はそれだけでもとてつもなくハードルが高い。僕はナンパを始める前に備わっていた地蔵マインドの存在をすっかり忘れていた。一人で会話を続けるのは中々厳しい。女子ペアには放流されてしまった。

Kさんにはもう少しフォローして欲しいなとは思ったけれど、彼がナンパできないことを知りながらも今夜のナンパに誘ったのは僕だ。彼は何も悪くない。何とか僕が頑張るしかない。Kさんが会話に入ってこれない事を前提の上で、僕は気合を入れ直し、声掛けを再開した。

ふと、新橋駅側のコリドー街入り口の方に目をやると、キョロキョロしながら何かを探している女子二人組を見つけた。走って速攻で声掛け。ルックスレベルはそれぞれ、A-とB-と言ったところか。

「お姉さんたち、何か探してるの?(^^)」

「あ…えと、ちょっとお店探してて」

A-の子が答えた。

「あ、そうなの?ひょっとしてあれでしょ。ヱビスバーでしょ」

「え!何で分かったの?そう、そこ!」

適当に言ったらまさかのクリーンヒットだった(笑) 即座に切り返す。

「そりゃ分かるよ!お姉さん達、ヱビスバーに行くって顔に書いてあるもん」

「(笑)そんなわけ無いじゃん!」

「まぁまぁ。俺、コリドーウォーカーだからお店まで案内するよ。コリドーはマジで庭だから」

そんなことを言いながら、ヱビスバーまで一緒に並行トーク。Kさんは案の定、会話には入ってこれない。けど何とか頑張るしかない。テンション上げて会話を続ける。そしてそのままヱビスバーに到着するも、閉店時間の23時30分を過ぎていたため既にお店は閉まっていた。

「あら。お店閉まっちゃってるね」

「本当だ、どうしよっか」

「二人ともこの遅い時間から女子会するつもりだったの? 俺達もさっきまで男子会やってたんだけどさ、男同士で飲んでてもつまらないじゃん? 目当てだったヱビスバーはもう閉まっちゃってるし、これも何かの縁ってことで、30分だけ一緒に飲もうよ(^^)」

「えー」

B-の子が難色を示している。

「いやいや、たまにはいいじゃん(^^)コリドーウォーカーと飲む機会なんて滅多にないでしょ?(^^)」

「えー、どうしようかな」

「んー…まぁ少しだけならいいんじゃない!」

なんとか提案は受理された。そのままコリドー街沿いの適当なお店に入った。席に座る時、僕の横にはB-のメグミ、Kさんの横にはA-のアキコと、それぞれ綺麗にセパレートさせた。Kさんの方に綺麗な女子をあてがうのは僕の義務だ。ビールが運ばれてきた。さぁ、乾杯だ!

一旦乾杯すると、かなり会話が弾んだ。二人はそこそこノリが良かった。ここまで来ればKさんも普通に話が出来るようになる。僕が率先してアホなトークをしていく。笑い声が僕達4人を包んでいく。

二人は地方出身で地元の友達らしい。とても仲が良く、上京した今もしょっちゅう一緒に飲みに行く関係らしい。そして次の日は二人とも仕事が休みとのこと。これはチャンスだ。

二人の仕事を聞くと、メグミは看護師、アキコはキャビンアテンダントだった。なるほど、確かにアキコは容姿端麗でスタイルが良かった。後ほど理由が分かるのだが、アキコは初め自分の仕事を言いたがらなかった。

キャビンアテンダントは、男としては一度は付き合ってみたいと憧れる職業だと言われるけど、僕は「職業に貴賎なし」と思っているので、特にプレミアム感は感じなかった。Kさんはガッツリ食いついていた。アキコに夢中になっている。Kさん、頑張って! そう思いながら、僕は横にいるメグミと色々話をした。そうこうしているうちに彼女たち二人の終電は過ぎ去っていった。

「二人とも明日休みで時間あるでしょ?二次会行こう!」

「BAR yuuっていう、会員制のめっちゃ良いお店あるからそこで飲もう!」

そう提案し、僕の家にタクシーで向かった。BAR yuuは要するに僕の家だ。コンビニでお酒を購入。そして僕の家でも、僕とメグミ、Kさんとアキコと、綺麗にセパレートされた状態になり、僕はメグミと色々語りながら、Kさんとアキコの目を盗んで彼女にキスをしたりしていた。

Kさんへのアシストも出来たし、僕もそれなりに楽しめてるから今日はコンビナンパをやって良かった。そう思っていたが、少し雲行きが怪しくなってきた。Kさんとアキコの会話がちょこちょこと耳に入ってくる。

「アキコは本当に可愛いよね!」

「マジで好き!」

「俺、結構好きだから、もう一緒に住もうよ!」

「yuuはナンパばかりしてる男なんだよ」

「今日のナンパもyuuに誘われて来たんだよね」

アキコの腰に腕を回し、ボディタッチをしながらそんな事を彼女に言っていた。

おぉぉぉい!それは完全にNGでしょ!半端じゃないほど非モテアピールしてるよ!てか、それは良いとして、僕を売らないでよ(笑) そんなことを考えていたら、案の定、みるみるうちにアキコの顔色が変わり、Kさんの対応に苦慮していることが、はっきりと、明確に分かった。

途中でアキコのノリが悪くなったのを察したのか、Kさんは無言になり携帯電話を弄り始め、そしてそのまま帰ってしまった。取り残される僕とメグミとアキコ。1対2のこの状況、どうすれば良いんだ? 取りあえず三人でそのまま話をしていると、ふと気付いた。アキコから脈ありサインが出ていることに。

特に面白い話をしているわけでは無いのに、僕の話にやたらと笑ってくれる。体を傾けてくる。ボディタッチも多い。十分すぎるほど脈ありサインが出ていた。これはいけるぞ。アキコとメグミを比べたら、完全にアキコの方が可愛い。

でも、アキコはKさんにあてがう前提で僕は動いていた。もうメグミに行こうと思っていたし、だからこそ彼女にキスもしていた。どうする?僕は揺れに揺れていた。当初計画していた作戦が完全に崩れてしまっていた。

どうしようか思慮しているうちに二人が眠いと言い出した。僕も眠かった。三人で僕のベットに入って川の字で寝ることになった。僕の家のベットはダブルサイズだ。三人入るにはギリギリのスペースだったが何とかなった。

電気を消して暗闇の中、僕はアキコの体を後ろから抱きしめていた。手を握り、胸を揉み、髪の毛を撫でていた。要はイチャイチャしていた。どう考えてもメグミは僕の行為に気付いていたと思う。しばらくしたらメグミは帰ると言い、そのままベットから出て僕の家を後にした。

そして、今。ひとつ屋根の下にいるのは僕とアキコだけだ。僕達はディープキスをしながらとにかくイチャついた。結ばれると思ったけれど、結局、この日は最後まで至らなかった。色々とアクションしたけれど、アキコは抵抗していた。その抵抗を看破することができなかった。

僕はグダ崩しが苦手だ。グダは崩すものではなく、そもそも発生させないように予め事前からゲームメイクするべきだと思っている。今回は当初思い描いていた作戦と180度変わってしまっていたので、どうにもならなかった。そして、僕も大分酔っていたし疲れていたので、これ以上どうこうしようという気持ちも無かった。

そのまま、アキコと添い寝して朝を迎えた。起きた時にLINE IDの交換をして、後日改めてデートしようということになった。アポに繋がった。Kさんのためにコンビナンパを誘ったけれど、蓋を開ければ、結果、僕が一番美味しい思いをしてしまっていた。若干、Kさんには申し訳ないなという気持ちになったけれど、これは仕方無いことだと自分を諭した。

どうしてアキコは僕に惹かれたのだろう?四人で話をしている時は僕はほとんどアキコと話をしていない。 色々考えたけれど、Kさんがアキコとの会話の中で地雷を踏みまくって、相対的に僕の方がマシに見えたのだろうな、という結論が出た。恋愛は減点方式だ。女子はズバズバ男を減点していく。僕はなるべく減点されない所作を恋愛工学で学び、そして実行していた。

Kさんの様に、イケメンでも立ち振る舞いやマインドセットが適切で無いとモテない。逆に、僕の様に平々凡々のど凡人だったとしても、適切な立ち振る舞いやマインドセット、そして勇気があれば、モテの扉を開くことは可能なのだな、ということを改めて認識した一日だった。

恋愛工学は、僕のような何の変哲もない一般的な男がこの厳しい恋愛市場をくぐり抜けるために必要な武器なのだ。

Technology will always win.(最後にはいつだってテクノロジーが勝利する)

 - ストリートナンパ, フィールドレポート